スキルシートとは?書き方の基本と押さえるべきポイント【完全ガイド:パート1】

目次

「スキルシートってどこから書けばいいの?」
「何を書いたら評価されるのかわからない…」
そんな悩みを抱える方は少なくありません。

とくにIT・Web業界では、転職や案件応募時にスキルシートの提出が必須となることが増えています。しかし、いざ書こうとすると手が止まってしまうのが現実です。

この記事では、無料で使えるスキル可視化ツール「スキルログ」の作成画面をベースに、初心者でも迷わずスキルシートを完成させられる方法を解説します。

STEP
プロフィール
入力項目
  • イニシャル/性別/生年月日/国籍
  • 最寄駅(路線・駅名)
  • 最終学歴

✅ここでのポイント

  • 「最寄駅」は勤務地マッチングや通勤可能範囲の判断材料になります
  • 学歴は「学部名+専攻」まで入力しておくと◎
  • イニシャル入力により個人情報を守りつつ、スキル評価だけに集中してもらえる構成
STEP
自己PRは『人柄と方向性』を伝える場

次に記入するのは自己PR(自由記述欄)です。ここでは「得意なこと」や「働く上で大切にしている姿勢」などを記載します。

✍️書き方のコツ

  • 過去形ではなく、未来形で語る
    ⇒「〇〇をやってきました」だけで終わらず、「今後は〇〇に挑戦したい」「〇〇の現場でも力を発揮したい」などこれからの方向性を必ず入れる
  • 抽象的な性格ではなく、仕事での行動に落とし込む
    • 「真面目な性格」「協調性があります」
    • 「週次の定例で進捗を整理し、認識のズレを減らす役割を担いました
      ⇒『どう行動したか』で人柄を伝える
  • 何を使って、どのような価値を提供したか」を明確に
    • 使用技術・ツール(React / Figma / GitHub など)は必ず明記
    • 単なる作業ではなく、成果や貢献した視点をセットで書く
      ⇒「FigmaでのUI設計に基づき、Vue.jsを用いて管理画面を実装。複雑だった操作フローを改善し、ユーザーの導線を半分以下に短縮しました。」
  • 「得意なこと」よりも「どう役に立ったか」を伝える
    • 「JavaScriptが得意です」
    • 「JavaScriptを用いてSPA化を実施し、ページ遷移の高速化とUX向上に貢献しました」
  • 「一緒に働きたい」と思ってもらえる“協働性”を含める
    • チームでの役割、他職種との連携、提案経験などを忘れずに
    • スキルだけでなく、「現場でどう振る舞うか」も評価対象
  • 最後は「貢献意欲」で締めくくる
    • 「自分を採用することでどんな価値が得られるか」を示す
      ⇒「現場のニーズを汲み取った開発を心がけ、クライアントとの信頼関係構築にも貢献したいと考えています。」

例文

現在はTypeScriptを用いたフロントエンド開発に力を入れており、React環境での設計・実装経験があります。今後はUI/UX改善やパフォーマンス最適化など、ユーザー体験の向上に貢献したいと考えています。

ReactやVueを用いた開発に携わり、UI改善やコードの保守性向上を意識した実装を心がけています。チーム開発では、週次でのコードレビューを通じて共通認識を整える役割も担いました。現場の一員として貢献する姿勢を大切にしています。

自己PRテンプレート(自由記述向け)
以下のような型を使うと、初めてでも自然にまとめられます

これまで〇〇(経験・立場)として〇〇(プロジェクト/業務)に携わってきました。
その中で、〇〇(工夫した点や得意な業務)を意識して取り組んできました。
現在は〇〇(スキル・使用技術)を用いて〇〇(価値提供)を行っており、
今後は〇〇(挑戦したい領域やスキル)に力を入れていきたいと考えています。

STEP
自己実績で『成果』を具体的に書こう

この欄では目立つ成果や、自主活動、OSS貢献などの経験を書きます。

記載例

  • OSSへのPull Request経験(GitHub URLとともに)
  • 技術ブログや登壇実績(Qiita・Zennなど)
  • 個人アプリの制作実績

✅ここでの意義

「企業に属さない経験」や「定量化しにくいけど価値ある取り組み」を伝えることで、スキル以外の差別化要素になります。

STEP
資格がある人はここで『信頼性』を上乗せ

スキルログでは保有資格を自由に追加できます。エンジニア系に限らず、以下のような資格も評価されることがあります。

  • AWS認定ソリューションアーキテクト
  • 基本情報技術者試験
  • TOEIC、簿記、G検定

✅書く価値があるもの

  • 現在のスキルと紐づくもの
  • 継続的な学習姿勢を示すもの
STEP
ヒューマンスキルを定量化する仕組み

最後に選択式で記入するのがヒューマンスキル
スキルログでは以下のような能力項目について5段階評価を行います:

  • 課題解決力
  • コミュニケーション力
  • 自律的な行動力
  • 評価意識と成長力
  • チーム貢献姿勢

✅なぜ重要か?

「技術力は申し分ないが、チームに馴染めるか不安」といった懸念を解消する判断材料になります。

✔ 自己評価により、自分の強みと課題が見える化され、面接や自己理解にも活用可能です。

スキルシートを一気に書き上げる必要はありません。
1画面ずつ進めていけるので、スキルログなら時間がない方でもコツコツ作成可能です。

  • フォーマットを迷う必要なし
  • PDFの共有も1クリック
  • 何度でも更新可能
  • ネット環境さえあれば、隙間時間で記入できる

スキルログの特徴は以下の通りです

  • PC・スマホ・タブレットに対応。移動中や空き時間にサクッと作成・更新できる
  • 業務内容を細かく分類し、入力しやすい設計
  • 自己PRや実績も入力可能
  • スキルの可視化で企業とのマッチング精度向上

スキルシートとは、「伝えるための自己理解」です。
書き始めれば、あなたのキャリアの輪郭が浮かび上がり、次の一歩が見えてきます。

スキルログに登録して、フリーランスエンジニアとしての第一歩を踏み出しましょう。

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